キャリーケースのキャスターを自分で交換してみた

  • 18 Feb 2018

旅行用に利用しているキャリーケースのキャスター(ホイール)が壊れてしまいました。長く使って愛着もあるし機能的にも気に入っているので修理しようと思います。道具とパーツがあれば簡単に交換できます。

対象

ブランド専用の修理キットが出ていないキャリーケースを対象とします。マイナーブランドのキャリケース。rimowaなどのトップブランドは修理キットが出ているのでそれを使って交換するのが無難です。

私のキャスター部分の壊れ方はどうだったか

私の場合はキャスターの外側が剥けてしまって径が小さくなってしまいました。他の3つキャスターとサイズが合わなくなり使いにくくなりますし、道の凹凸の衝撃が強く感じられるようになります。

壊れる前のキャスター

壊れる前はこちら。まだ表面が(細かい傷はありますが)きれいです。

壊れる前のキャスター

壊れたキャスター

壊れたのはこちら。外殻が完全に剥けてしまってます。こんな風になってるんですね。

壊れたキャスター

修理手順

さて修理手順です。だいたい以下のように進めました。注意点としては資材の準備に意外に時間がかかることです。配送含めて一週間見てください。

  1. 資材(新しい車軸とキャスター)を準備する
  2. キャスターの軸を切断する
  3. 新しいキャスターをつける

資材準備

これが一番大変です。そして一番重要です。期間的に余裕をもってやられることを強くオススメします。繰り返しますが配送に一週間見ておいてください。

今回用意したのはこちら。

事前に必要なものの寸法を測っておきます。キャスターの寸法については摩耗している分を差し引いて考える必要があります。私の場合は径の実測が42mmだったので50mmを購入しました。つまり8mmは摩耗しているだろうという計算です。軸も寸法測って購入します。もし不安な人は前後1サイズずらしたものも予備で買っておくと安心でしょう。

金切のこぎりは持ってない人は買ってください。1000円程度のもので十分です。

購入資材

軸の切断

資材がそろったら作業にかかりましょう。だいたい2時間程度で終わります。

まず軸の切断時に金属粉が落ちますので事前に下に新聞紙など敷きます。

私はA3の紙をしきました

キャスターを寄せて軸を確認します。

軸が見える

軸が見えたらそこに鋸の歯を当てて切っていくだけです。

軸を切る

切れました。これを4つとも行います。

切れた軸

新しいキャスターをつける

あとは新しいキャスターを付けるだけです。新しいキャスターと軸を取り付け六角で締めます。

取付け

あんまり締めすぎると赤い部分が内側に歪むので気を付けてください。

歪む場所

作業風景はこんな感じ。

風景

作業終了

以上でキャスター交換は終わりです。お疲れ様でした。