社内のデータのやり取りにGoogle Spreadsheetを使うこと多く、 「もうこれRDB的使えばいいよ」って話になりました。
##環境
- Python3
- Windows 8.1
##利用するライブラリ
通常、SpreadsheetのAPIをPythonから使うにはgdataが一般的ですがPython3をサポートしていません。 そこで今回はPython3をサポートしているgspreadを利用します。
またAPI認証処理にはAPI Client Library for Pythonを利用します。
なお補足注意すると、スプレッドシートのデータを直接読む部分についてはAPI Client Library for Pythonでは対応できなさそうでした。。 API Client Library for Pythonで出来るのはGoogle Driveへのファイルアップロードや削除などで個別のファイルからデータ読み出すのは先に紹介したgspreadで可能なようです。
##Google側の設定を行う
Google側での必要な設定を行います。
ネットでこの手の情報を探すと以下の記事がでますが、
私がやった時と若干異なっていたので、改めて説明します。
PythonからOAuth2.0を利用してスプレッドシートにアクセスする
###Google Developers Consoleにてプロジェクト作成
まずは何はともあれGoogle Developers Consoleにログイン。
ログイン後はこんな感じ。
次にプロジェクトを作成します。
すでに利用しているプロジェクトがあればそちらを利用しても構いません。
プロジェクト作成直後はこんな感じ。
###Google DriveのAPIを有効化
次にAPIを有効化します。
左メニューの「APIと認証」をクリックし、開いたサブメニューからAPIをクリック。
遷移先の画面ではDrive APIを選択します。
次の遷移先の画面で、「APIを有効にする」ボタンとクリック。
これでGoogle DriveのAPIが有効化されました。
###認証関連の設定
次に有効化したAPIへのアクセス情報を設定します。
左メニューの「認証情報」を選択。
こんな画面が表示されると思います。
真ん中の「認証情報を追加」をクリックして、サービスアカウントを選択してください。
OAuthではありませんのでご注意ください。
すると、キータイプを選択する画面になります。
よくわからないと思いますが、ここではJSONを選択し「作成」ボタンを押します。
作成ボタンを押すとJSONファイルのダウンロードが始まります。
このJSONの中にPrivate_keyなどの情報が保存されています。
このJSONファイルは一旦どこかに保管しておいてください。
JSONをダウンロードすると、上図の画面に遷移します。
見ると、メールアドレスとフィンガープリントが発行されていますが、このうちメールアドレスはすぐ後で使うのでメモ帳に控えておいてください。
###スプレッドシート側の共有設定
では、最後に読みだされる側のスプレッドシートの設定を行います。
まずは読み出したいスプレッドシートを開きます。
そうしたら、画面右上にある青い「共有」ボタンをクリック。
共有する相手のメールアドレスを求められるので、先ほどの控えたメールアドレスを入力します。
メールアドレスは「0000000000-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx0@developer.gserviceaccount.com」のように数字が複数桁にハイフン、そして英数字が複数桁というフォーマットになっていると思います。
メールアドレスを入力したら送信ボタンを押すと共有完了です。
最後に、スプレッドシートのURLから上記の部分をメモ帳に控えておいてください。
これがこのスプレッドシートのIDです。
##スクリプトkからデータにアクセスする
やっとコードが書けます。
まずは必要なライブラリのインストールです。
そしてやっと、以下がデータ抽出のサンプルスクリプトです。
上記のスクリプトでスプレッドシートのデータが抽出できていればOKです。 以上です。お疲れ様でした。
##参考