このブログはブログシステムにJekyllを利用しています。 今回はJekyllを採用した理由について書き残しておきたいと思います。
静的にページを生成できる
Jekyll採用理由の一番大きな理由はこれです。 Jekyllはビルドによって静的ページを生成するので(逆説的に見えますが)保管・管理が楽です。
実は以前のブログはwordpressで運営していました。ガラクタ化していたデスクトップにCentOS+LAMP環境を構築して運営していたのです。
ところが、UUもぼちぼち集まってきた矢先にHDが破損。Wordpressのソースは別のサーバーのSVNにコミットしてあったものの、DBのdumpは残っておらず、全て消失。これまでの苦労した文章が一瞬で消し飛びました。
その点Jekyllはお手軽・楽ちんです。ローカルでビルドしてGitにPush。CSSやらJS、画像と一緒に記事まで管理できるのですから。
DBを構築せずに済む
静的なページを作れるということと関係しますが、JekyllのいいところはDBを持たないところです。
DBを持たない大きなメリットは単純にメモリの消費を抑えられ、貧弱なサーバーでも十分なレスポンスを担保しての運用が可能な点です。現にこのブログはさくらインターネットのVPS(メモリ1GB)で運営していますが、十分に運用できます。
記事をテキストで書ける
何気にこれも大きいです。私が感じるwordpressのデメリットに「管理画面からでないと記事が書けない」ということがあります。管理画面はインターネットを前提とするため、オフラインで記事が書けません。
翻ってJekyllを考えてみると、いつでもどこでも記事が書けます。テキストエディタでノートPCやタブレットがあればサクサク記事がかけるので、心的ハードルが格段に低いです。ちょっとした空き時間にテキストエディタ開けて記事を書く。以上。これならブログも楽に続けられそうです。
あとwordpressの管理画面は純粋に記事が書きづらかったように思います。管理画面という限られた環境、事前用意されたインタフェース上でしか記事が書けないというのは、どうも良くなかったな、と思うのです。
メンテがしやすい
wordpresはPHPベースのCMSであり、サーバーアプリケーションであるため適宜セキュリティアップデートを要します。このセキュリティアップデートが地味に私は苦手でした。「アップデート後、プラグインの動作が不安定になる」なんてこともありましたので、Jekyllの場合そういったことから多少なりとも解放されるのが嬉しいです。
何といってもサーバーに置くのは静的ファイルだけですから。
以上、4点が主な理由です。 一方でJekyllのデメリットについてはもうしばらく運用してから改めてまとめようと思います。