環境
- Windows8 64bit
- Ruby ver.1.9.3
Uruのインストール
Uruは複数のRuby環境を実現するためのツールです。Linuxのrvnやrbenvに相当します。まずは以下からUruをダウンロード。
Bitbucket uru/Downloads
解凍するとuru_rt.exe
というファイルが現れます。これを適当なディレクトリに配置してパスを通します。ここでは便宜的にC:\uru\
に配置したとします。
Uruの初期設定
パスを通したら初期設定します。
$ cd c:\uru\
$ uru_rt admin install
---> Installing uru into c:\uru
これでUruの準備は完了です。
Ruby2.0のインストール
続いてRuby2.0をインストールします。WindowsのRubyのインストーラーを以下から入手。
RubyInstaller.org Downloads
最新のRuby 2.0.0-p481 (x64)を取得します。
インストールディレクトリはRubyの1.9.3と同じ階層にRuby200
ディレクトリを作成してインストールします。
UruにRubyを登録
次にインストールしたRuby2.0.0をUruに登録します。
$ uru admin add C:\\...\Ruby200\bin --tag 200
---> Registered ruby at C:\\...\Ruby200\bin as 200
次にもともとインストールしてあったRuby1.9.3も登録します。
$ uru admin add C:\...\Ruby193\bin --tag 193
---> Registered ruby at C:\...\Ruby193\bin as 193
--tag
の後ろの値は任意です。後々、ここで指定されたtag名を用いてRubyの切り替えを行うので短い方がいいです。
さて、登録されたか確認します。
$ uru ls
193 : ruby 1.9.3p385 (2013-02-06) [i386-mingw32]
200 : ruby 2.0.0p481 (2014-05-08) [x64-mingw32]
出来ているようですね。
では早速Rubyを2.0に切り替えます。
$ uru 200
---> Now using ruby 2.0.0-p481 tagged as 200
$ ruby -v
ruby 2.0.0p481 (2014-05-08) [x64-mingw32]
上手くできてますね。
Ruby2.0用のDevKitをインストール
次に2.0用のDevKitもインストールします。以下のページからダウンロードしてください。
RubyInstaller.org Downloads
ダウンロードした7zipを展開します。ここでは便宜的にC:\RubyDevKit200\
に展開したとします。
展開したら以下のコマンドを実行。
$ cd c:\RubyDevKit200\
$ ruby dk.rb init
するとこんなメッセージが出ます。
[INFO] found RubyInstaller v2.0.0 at C:/.../Ruby200
[INFO] found RubyInstaller v1.9.3 at C:/.../Ruby193
Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.
このDevKitはRuby193を対象にはしないので、C:\RubyDevKit200\config.yml
から以下の一行を削除します(消さなくても大丈夫だと思いますが)。
- C:/.../Ruby193
その上で、DevKitのインストールを実行します。
$ ruby dk.rb install
これで環境整備終了です。