何をしたか
今回はPRW-3000の高度計を重点的に使ってみました。過去のPROTREKシリーズでは5m単位でしか高度が測れなかったのが、PRW-3000から1m単位で測れるようになったので、実際使えるシロモノなのか試してみた、という次第です。
手順
PRW-3000の高度計の使い方は簡単です。
- 登山開始時に高度を合わせる(地図に書いてある高度に設定するだけ)
- 全行程の高度差や最高高度・最低高度を取得したい場合は自動記録機能をONにする
- 行程中、高度を記録したいポイントでは手動記録機能で高度を記録する
- 山頂などのポイントで適宜高度を合わせる(地図に書いてある高度に合わせるだけ)
という感じです。
やってみた
まずは麓の滝本駅で高度を合わせます。滝本駅の標高は407mなので、PRW-3000の高度を407mにセットします。
トレッキング開始。途中高度を確認しつつも登攀していきます。登り始めは体力に余裕があるのでサクサク進みますね。
御岳の山頂に着きました。高度確認します!
914m!御岳の山頂は地図では919mですから、誤差5m。悪くないです。
919mに補正して大岳に向けて出発。
大岳に向かう途中の綾廣の滝辺りで高度を確認します。
標高を下ったのが解ります。 大岳山頂は1266mですから、残り417m登ればいい(もちろんアップダウンがあるのでそんな簡単じゃありませんが)。
また途中確認。 高度1008mまで来ました。残り258m。ゴールまでの高さがわかると楽しい。
高度1143m。残り123mです。山頂近い。
ちなみにこの時は気温22度。
そしてやっと大岳山頂。高度計は1251mを示しています。大岳は1266mですから誤差は15m。ちょっと誤差大きいですが、目安としては十分有用な範囲だと感じます。
そして下山へ。感じたのは下山時こそ高度計の良さがわかるということです。
下山時は疲労も相当あるため、あと何m下ればいいのかが解るだけで精神的に楽になります。100m下るごとに「あと残り○○メートル」とパーティで確認すると元気が出ます。
終着点の奥多摩駅の標高は343m。残り416mだ。この辺りで「そうだ、奥多摩駅についたらビールを飲もう」とか考えています。
残り177m。ビールまで177m。
無事に到着。誤差は・・・もうどうでもいいや!ビールビール!
まとめ・感想
今回、PRW-3000の高度計を使ってみて非常に有用・便利と感じました。多少の誤差がありますがまず気になりません。そんな事よりも登ったり下ったりするとリアルタイムに数値が変わる。そういうインタラクティビティがそれが楽しいです。また、山頂まであと何メートルなのかが、即座にわかるのも精神的に助かりました。どうしても地図を見ないと先の見通しが解らない登山において、腕時計でここまでわかるのは大変重宝します。
という訳でPRW-3000おススメです。